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ぜんそくってどんな症状?

ぜんそくの主な症状

ぜんそくの症状として、咳、たん、喘鳴(ぜんめい:息をする時にヒューヒューゼーゼーと音がする )、呼吸困難(息苦しさ)などの発作が現れます。ぜんそく発作は夜寝ているときに現れることが多く、起きてしまったり、咳き込んで吐いたりします。また発作がひどくなると、息を吸うときに胸がへこむ陥没呼吸(かんぼつこきゅう)、横になれずに座り込む起座呼吸(きざこきゅう)が現れます。酸素不足になり、唇や顔色が青ざめ、紫色になるチアノーゼや、意識がなくなることもあり危険な状態です。

危険なぜんそく発作の症状

ぜんそく発作が起きると、気管支がいっそう狭くなり、次のような呼吸症状が現れます。

呼吸の種類

状態

息を吸うときに、のどやろっ骨の間がへこむ。
肩を上下させながら、いっしょうけんめいに呼吸をする。
息が苦しいために横になることができず、座ったり前かがみになる。

こうした呼吸の症状は比較的重症な発作の時にあらわれるので、見過ごさず早めの受診をおすすめします。

 

ぜんそく状態の自己チェック

ピークフローメーターは、自分で肺機能を測定するものです。これで力いっぱい息をはき出したときの息の強さの最大数値(ピークフロー=最大呼気流速)が分かります。ぜんそくのお子さんは、見た目に元気でも実際は気道に炎症が起きていて気道が狭くなっていることがあります。毎日決まった時間に、ピークフローを測定し、日記に記録しておくと、見た目では分からない子どものぜんそくコントロール状態が把握できます。

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【監修】 てらだアレルギーこどもクリニック 院長 寺田 明彦 先生